自転車で御成通りを通り掛かると、店頭に置かれた黒板に書かれた見慣れたレタリング、「JAMMIN」。自転車を停めて恐る恐る店の中を覗き、女店員に「七里ヶ浜にあったジャミンですか?」と聞くと、その声を聞いて、奥から「こんにちわー」と懐かしい顔のご主人が進んできた。開店直前の時間だ。
ご主人は、青春時代に世界を旅した経験を活かして、客も店のスタッフと肩を寄せ合うような小さな無国籍料理の店を、初めて七里ヶ浜にオープンした。20年も前のことになるだろうか。それ以来、藤沢に店を広げ、七里ヶ浜を5年半前に撤退したあとに
(2008年1月30日の写真参照)茅ヶ崎にも出店した。聞いてみると、鎌倉店は昨日開店したばかり。
七里ヶ浜で初めて出会った時には、まだ青春のまっただ中にあったようなご主人も、「老眼鏡が外せなくて」と苦笑いしながらカメラの前に立った。