2006年 12月 12日

カラスの船頭。

坂ノ下の海岸は、カモメが群れをなしている日があったり、カラスがゆったりと遊んでいたりする日がある。(06/12/10)

 自然写真家の武田晋一さんのホームページ「水の贈り物」の中の「撮影日記」は、 真摯に写真に対峙している姿が好ましく、毎日楽しみにアクセスするサイトの一つだ。今日の文章はこんな具合。

 「風景の専門家が撮影する風景写真よりも、生き物の写真家の中で、風景も熱心に撮影する人が撮影した風景写真の方が好きなんですよね。」と、もう10年以上前のことになるが、昆虫写真家の海野和男先生に話してみたことがある。
 すると、「それは何でもない身近な自然風景にカメラを向けた写真ということだよな。」と、先生から返事が返ってきた。
 そう言われてみれば、一般に風景の写真家が、富士や有名な滝や広大なお花畑など、誰の目にも風光明媚に映る場所にカメラを向けるのに対して、生き物の写真家が撮影する風景写真は、日頃自分が観察をして歩いている身近な景色にカメラを向けたものが多い。
 先生に言われてみれば確かにその通りであり、僕は自分が何を欲しているのかを教わった。

 武田さんと同じものをまた私も欲している。

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by hirofumi_nakayama | 2006-12-12 22:47 | sea,shore,beach | Comments(12)
Commented by lovejoy at 2006-12-13 14:23 x
本当ですね。写真におさまる運命だった「感動のシーン」は まさに偶然の出会いと、何か引き合う"気"の合う一瞬。人の出会いも素敵な写真との出会いも きっと同じようなモノかも知れませんね。 でも素敵な写真にはすばらしい技術と表現力がプラスされているんですもの・・・・息も止まるような『一枚』に魅せられるわけです。 私はまさに偶然の産物探しでシャッターを押す回数と、時々“ここで会ったが百年目”的傑作(←自画自賛)を発見し、これまた家族で100年大切にして貰えるとほくそ笑む・・・・
子供達や犬ばかりを追いかけるパパラッチです(;^_^A
Commented by biwakokayo4 at 2006-12-13 18:48
カラスの船頭・・・タイトル素敵ですよ。
どんな写真か見るのが楽しみになります。
赤い旗がカラスを応援しているよう・・・。

ご紹介のサイト、後で見てきます。
Commented by tetsushi.s at 2006-12-13 22:06
確かに、タイトルが素敵ですね。
左の飛んでいるカラスがアクセントになってますね。

上のサイトの文章、勉強になりますね。
○○写真家、という垣根を越えた写真を撮ろうと思っているのですが、まだ実現しません(^^;)
Commented by hirofumi_nakayama at 2006-12-13 23:14
lovejoyさん、何か引き合う『気」の一瞬に出会うために、いつも油断をせずに感性を開きっ放しにしていたいと思います。
こちらが開いていないと、相手も開かないという気がして。
今後ともよろしくお願いします。
Commented by hirofumi_nakayama at 2006-12-13 23:16
biwakokayoさん、多分、最初に赤い旗に引かれたのかも知れませんね。武田晋一さんは、若い方らしいのですが、とても一生懸命な方です。
Commented by hirofumi_nakayama at 2006-12-13 23:18
tetsushiさんのタイトルを考えてみました。
「emotion-finder」というのはどうでしょう。
Commented by でんきがま at 2006-12-14 00:30 x
カラスは飛ぶのをまって撮ったんですか?
それとも飛んで2コマ目かな?

朝コメント書いたんですけど、カウントだけされてコメント入りませんでした。

同じ光景をそのときに自分独りだけで撮っていると思うと、後になっていろいろ意味がでてくるのかな?と思いつつ最近撮っています。
Commented by hirofumi_nakayama at 2006-12-14 22:41
でんきがまさん、まず、舟の先頭にとまっているカラスが見えました。ファインダーを覗いているうちに、動きが見えて、すかさずシャッターを切りました。
コメントを書けないことがあるんでしょうか。どうしてだろう? それは初耳でした。どうしたらいいんだろう。

シャッターを押す時の、ファインダーの中にある情景への、自分の
思いでしょうか。それが後になって意味が出てくるのではないかと信じています。
Commented by でんきがま at 2006-12-22 04:52 x
最近のExciteblogはましになりましたよ。<コメントが書けない件

昔撮った写真を見つけて、そのときのことを考えると、全然関係ない当時のことを思い出したりするし、面白いです。
Commented by hirofumi_nakayama at 2006-12-23 00:07
でんきがまさん、結構、シャターを押した瞬間というのは、意識を集中していたせいか、何かが残っているのですね。
Commented by でんきがま at 2006-12-23 02:33 x
やっぱり、写真を撮ろうと意識しているので、撮ったときのこととか、そのあたりに考えたこととかが特別にストアされているのかもしれません。
Commented by hirofumi_nakayama at 2006-12-24 21:43
でんきがまさん、写真家の菅原剛一さんが繰り返し言っているのは、「シャッターを押す瞬間に、思いを託しなさい」。
その言葉を思い出しました。


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