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2012年 10月 31日

仮題・風景。

鎌倉、大町あたり。自分では説明できないけど心に残る風景のことを、何と言ったらいいのだろう。

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by hirofumi_nakayama | 2012-10-31 21:14 | in Kamakura city | Comments(2)
2012年 10月 30日

fの家。

もう一つ、私の話を聞いてほしい。

 今でこそ、海辺を走る真っ黒なスポーツマンのように過ごしているが、実はパリで10年間、絵を描いて暮らしていたことがある。
 住んでいたアパルトマンの大家さんは、当時70歳を過ぎた一人暮らしのおばあさん。見事な白髪、彫りの深い上品な顔立ちで、寡黙だがいつもにこにこしていた。赤いシャツ、赤いセーター、赤いカーディガン、赤いブルゾン。フランソワーズというそのおばあさんは、着るものは違っても、毎日のように白髪に似合う赤い服を着ていた。名前の頭文字の「f」一文字の大きなブローチを胸に飾って。
 道で会うと、「ボンジュール!イロ!」と眼尻をいっぱいに下げて大げさに両手を広げた。フランス人のフランソワーズは、hiroの頭のhを発音できないので、いつもイロと呼んだ。それがフランソワーズの精一杯の感情表現で、それを見るたび、「おれは、フランソワーズさんのイロか」と苦笑しながらも、一日、明るい気分にひたることができた。
 そのうち、私はフランス人の女性と結婚し、二人でアパルトマンのその部屋に住むようになった。いつまでも貧乏暮らしだったが、フランソワーズが時々自宅の部屋に招いてご馳走してくれたり、知人の画商をそれとなく紹介してくれたりした。どんなに私たちはフランソワーズに勇気づけられ、明るい気持ちになったことか。
 ようやくパリで自分の絵が認められるようになった頃、それを見届けるようにフランソワーズは静かに亡くなった。
 45年前に日本に帰って、鎌倉山に自宅を兼ねたアトリエを構えるようになっても、フランソワーズのことを忘れないと誓った。パリでの成功は、フランソワーズのおかげだ。
 鎌倉山のこの家に入るたびに、フランソワーズの明るい顔を思い出すことができるように、フラソワーズの頭文字「f」を入り口の扉に塗ってもらった。
 赤い服を着たフランソワーズが、ちょっと首をかしげて表情を作り、両手を広げて立っているように、赤い色で扉いっぱいに大きくして。

 という架空の話を作り上げて、ほとんど8年前、この記事を掲載したことがある。「fの家」は今も変わらずに鎌倉山にある。

8年前。
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今日。
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by hirofumi_nakayama | 2012-10-30 20:42 | Comments(6)
2012年 10月 29日

バル。

「ハロウィーンで大騒ぎしたい。ラストサムライの衣装で来てくれ」とマドリッドに住むアメリカ帰りの友人夫妻から連絡があった。成田からマドリッドに飛んですぐ、シェスタの終わった夫妻と、早速下町のバルに駆け込んで、ビールとワインを一気に飲んだ。ワシントンから来た友人夫妻は、顔を黒く塗り、かつらをかぶってオバマ大統領夫妻に扮するという。「この忙しい時にすいません」と謝るマドリッドの友人に答えて、「いや、いいんだ。論争も、選挙もうんざり。それにハリケーンから逃げ出すことができたからね」と、大統領がウィンクしてみせた。マドリッドでも、バルの窓辺に優しい秋の光が届いている。
というのは真っ赤な嘘で、単線駅の七里ヶ浜の駅前にある小さなバルのウィンドーを撮影しただけ。スペイン産<ロリコープ>の黒オリーブの缶詰があった。

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by hirofumi_nakayama | 2012-10-29 20:25 | in our town | Comments(4)
2012年 10月 28日

黒マントのダンディ。

庭に降り立った紳士。ハロウィーンの仮装みたいに、ちょっと目立つかっこをしている。赤い顔。おしゃれな触覚。ケープのような黒いマントには、白い一文字のアクセント。この蝶の名前は不詳。

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by hirofumi_nakayama | 2012-10-28 20:37 | in the home garden | Comments(0)
2012年 10月 27日

ハロウィーン・パレード。

わが町、七里ヶ浜ヒルサイドの桜プロムナードで、七里ヶ浜自治会主催のイベントに町の幼稚園が相乗りした、一足早いハロウィーン・パレード。子どもも大人も浮き浮きしている。

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小学校四年生のガールフレンズが通りかかった。カメラを向けると、間髪を入れずにポーズができた。
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by hirofumi_nakayama | 2012-10-27 20:29 | in our town | Comments(4)
2012年 10月 26日

秋の陽射し。

大町の「genbagen」。オープン前の午前中に行ってみると、ガラス窓を通して、やさしい秋の光がギャラリーの中に届いていた。

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by hirofumi_nakayama | 2012-10-26 21:05 | in Kamakura city | Comments(6)
2012年 10月 25日

Halloween, coming soon.

小町通りの花屋さんの店先に、カボチャがいっぱい。もうすぐ、ハロウィーン。

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by hirofumi_nakayama | 2012-10-25 20:37 | in Kamakura city | Comments(2)
2012年 10月 24日

星屑の海。

低気圧が去ると、一変して秋晴れ。小さなガラス球を散らしたような海の向こうに、伊豆大島の影が浮かぶ。

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by hirofumi_nakayama | 2012-10-24 21:11 | sea,shore,beach | Comments(2)
2012年 10月 23日

霜降りの海。

低気圧が通り過ぎて、雨が降ったり止んだり。強い南風が吹き、時折雷が鳴った。
海は風に引き回され、白い波頭と波紋で覆われた。

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by hirofumi_nakayama | 2012-10-23 21:02 | sea,shore,beach | Comments(6)
2012年 10月 22日

秋の実り。

鎌倉山で、タンキリマメの実を見つけた。この実を食べると痰が切れるという俗説からこの名前がついたそうだ。

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by hirofumi_nakayama | 2012-10-22 21:04 | in Kamakura city | Comments(4)