2009年 02月 03日

実のある暮らし。

鎌倉山。草花屋「苔丸」の前を走る。
季刊誌「住む。」を発行する泰文館のKさんから、1年分の4冊を頂いた。
創刊号から巻頭を飾る長田弘さんの詩に、いつも刺激を受ける。春の号、第25号。グレン・グールドのLPレコードを引いて、その6分32秒、ワーグナー「ニュールンベルグのマイスタージンガー」の前奏曲の演奏は、聴く瞬間のすべてを新しい命で満たし、沈黙を満たすと謳う。
「あらゆる時間は過ぎ去るけれども、グールドの6分32秒は、聴くたびに、いま初めて聴く曲のように聴く」
最後の2行は、こうだ。
「一日をきれいに生きられたらいいのだ。
 いま初めて生きるように。」
「七里ヶ浜だより」を、毎日この言葉のように更新できたら、どんなにいいだろう。
(09/02/01 CANON EOS 40D)
実のある暮らし。_b0022268_21124024.jpg


by hirofumi_nakayama | 2009-02-03 21:13 | in Kamakura city | Comments(0)


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