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2018年 05月 10日

プラハの記憶・番外篇。

日が暮れて道に迷い、プラハ城へのひなびた坂道を上がっていると、ギターを抱えた男の彫像があった。
街灯のあかりに半身を照らし、天から落ちてくる音を待つかのように、胸を反って空を見上げている。
チェコで名のある演奏家なのだろうか、とプレートを探したものの、暗いこともあって見当たらない。
カメラに収めてその場を去った。
翌朝、偶然その坂道を降りることになって、彫像のあった場所に至ると、彫像が消えている。
一瞬呆然として回りを見渡すが、間違いようのない同じ坂道の同じ場所。
はたと前日に旧市庁舎広場でピエロの衣装で身じろぎもせずに立つパフォーマーを見たことを思い出した。
人通りの少ない場所を選び、手のこんだ演出で見事に彫像を演じきった夜のパフォーマーに胸中で拍手した。


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by hirofumi_nakayama | 2018-05-10 20:30 | in Prague | Comments(2)
2018年 05月 05日

プラハの記憶・花と空と石畳篇。

木々が芽吹き始めた頃にウィーンに到着。プラハに移動して急速に春が進んだようだった。
街では花が開き始めていた。


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フラチャニ広場の空を記憶に留めよう。
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プラハ城の聖ヴィート大聖堂のステンドグラスも忘れられない。
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by hirofumi_nakayama | 2018-05-05 20:33 | in Prague | Comments(2)
2018年 05月 04日

プラハの記憶・街角篇(2)。

チェコ出身の映画監督で、「アマデウス」と「カッコーの巣の上で」の2作でアカデミー監督賞を受賞したミロス・フォアマンが、奇しくもチェコ滞在中の4月13日に亡くなった。
「アマデウス」の撮影はほとんどプラハで行われたそうで、モーツアルト一家が住んでいた家として撮影に使用された家は、フラチャニ広場からほど近い場所にあった。

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そのまま閑静な裏通りを歩く。
ファッション写真の撮影が行われていたり、
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ランナーが走ってきたり、
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プラハ城の回りは当然のように坂道が多い。
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旧市街を歩くと、街のにぎわい。
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明るい光が流れている。
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夜になると、トラムも別の風情をまとう。
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by hirofumi_nakayama | 2018-05-04 20:31 | in Prague | Comments(2)
2018年 05月 03日

プラハの記憶・街角篇(1)。

ヴァルドシュタイン宮殿の隣にあるホテルから、プラハ城に上がっていく。
レランスカー通り。建物の下を潜ってトラムが走ってくる。
車体を形作る優美な曲線が素晴らしい。
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マラー・ストラナ広場にやってきたトラム。
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ヤンスキーヴィンセック通り。
ソフトクリーム屋の店先で看板人形が客を待っている。
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まだ住所がない時代に、家の印として取り付けられていた鍵のレリーフがある。
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道の途中でほっこりする。
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もうすぐフラチャニ広場。いい声だった。
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プラハ城の正門の前、フラチャニ広場に着いた。
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広場から降りる坂道の途中。窓枠の外にマラー・ストラナの町並みが見える。
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丘を降りてくると、マロストランスカ駅。
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by hirofumi_nakayama | 2018-05-03 20:35 | in Prague | Comments(2)
2018年 04月 16日

プラハ最後の日。

すでに一昨日になる土曜日の午後プラハを発ち、日付変更線を越えて一日を加え、昨夜、日本に帰ってきた。
プラハを発つ日の午前中、フラチャニ地区をゆっくり散策する。
ペトジーニの丘の上からプラハ城の方向を望む。城内にある聖ヴィート大聖堂の尖塔が見える。
この目に見えるかぎりの景色の下のほとんど全ての道や広場は、石畳で覆われている。中世期に構築されたインフラが現在でも生きている。
日本では、哲学なく、経済市場の導くままに歴史が上書きされつつ現実化されているのに対し、プラハでは歴史を圧縮して現実が生きている。



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by hirofumi_nakayama | 2018-04-16 20:35 | in Prague | Comments(4)
2018年 04月 15日

プラハの春。

プラハは、昨夜にわか雨が降って急に寒くなったと思ったら、土曜日の今日は、快晴。
暖かい陽射しに包まれて、穏やかな早春の一日。
ヨーロッパに入ってこの一週間の間に、急に春めいて樹々は芽吹き、花が一斉に咲き始めた。

ストラホフ修道院の入口にある民家。木蓮の一種だろうか。
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知の視覚的秩序が確認できる場所。以前からこの目で見てみたいと思っていたストラホフ修道院の哲学の間と神学の間を見た。写真は神学の間。
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修道院を出てマラー・ストラナのぺトジーンの丘を下っていくと、梅林のような趣きのある斜面に出た。ゴッホの絵にある梅のようにも見えるし、桃か杏のようにも見える。
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by hirofumi_nakayama | 2018-04-15 06:17 | in Prague | Comments(0)
2018年 04月 14日

ピルスナー・ウルケル。

プラハから西へ一時間半ほど、ピルスナービールの発祥の地と言われるプルゼニュまで足を運んで、広大なビール工場、ブルゼニュスキー・ブラズドロイ醸造所を訪ねた。
英語ガイドのついたツアーに個人参加。十数人ほどのグループで工場見学。
現在は日本の<ASAHI>に吸収合併されていると始めに聞いてびっくりした。
三十年ほど前まではまだ稼働していたという地下のビール工場の中にある貯蔵所で、大きな樽に入った原酒が蓄えられている。
最後に樽から注いだまだ濾過していないビールを飲ませてもらった。
濾過していないだけ、市場に出荷されているビールより、色が濃いのだそうだ。その分、泡の清純な白さが際立っている。
すばらしい芳醇な味。体が震える。おかわりをして二杯飲ませてもらった。

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by hirofumi_nakayama | 2018-04-14 15:45 | in Prague | Comments(5)