カテゴリ:in Helsinki, Finland( 7 )


2019年 07月 07日

追憶のヘルシンキ・ カフェ・アアルト篇

ヘルシンキの中心部、すでに写真を紹介したアカデミア書店の二階に、この本屋を設計したアルヴァ・アアルトの名前を冠した「カフェ・アアルト」がある。コーヒーテーブル、金色のペンダントライトも彼のデザインによるそうだ。椅子についても、もともと彼のデザインしたソファー・チェアが使われていたようだけど、この時はデンマークのアルネ・ヤコブセンのデザインしたアリンコチェアが並んでいた。
「かもめ食堂」では、ここで出会った小林聡美と片桐はいりが「ガッチャマン」の歌を歌った。


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ヘルシンキに入って昼食の定番になっていたビールとシナモンロールを注文すると、去年プラハに旅した時にプラハから鉄道で一時間半をかけて訪ねたプルゼニのビール醸造所のビールが運ばれてきて、びっくりするやら嬉しいやら。「ピルスナー・ウルケル」だ。

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by hirofumi_nakayama | 2019-07-07 20:32 | in Helsinki, Finland | Comments(0)
2019年 07月 06日

追憶のヘルシンキ・街角篇。

ヘルシンキの街。デザイン美術館に向かって歩いていると、「こんにちわ」という言葉が聞こえてきて、思わず振り向いた。
住民と見えるちょっと怖い顔をした中年の男性がこちらを見ていて、さらに「おはようございます」、「お元気ですか」と日本語を重ねる。
「あ、おはようございます」と答え、次の反応を待つ。「私の、日本のクルマ」と彼の目の前にある赤い乗用車のトランクを手で叩き、「私の奥さん、日本人。四国、松山」とさらに日本語が続く。顔つきと裏腹に言葉の表情はフレンドリー。
彼が通りすがりのアジア人を見て、たとえ奥さんが日本人であったとしても、即座に自分を日本人と判断したのはなぜだろう。フィンランドには、実に大勢の中国人が観光に来ているし、街を歩いている途中に韓国語と分かる言葉が聞こえてきたこともある。
数あるアジア人の中から、私を見てたちまち日本人と判断した理由はなんだったのか。それが、日本人のアイデンティティーを知る一つになる。今ではとても気になっている。


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by hirofumi_nakayama | 2019-07-06 20:32 | in Helsinki, Finland | Comments(2)
2019年 07月 05日

追憶のヘルシンキの海。

鬱陶しい梅雨空が続いている。こんな日には、ヘルシンキの明るい海を思い浮かべたい。
からっと乾いた風が頬を撫で、透明な青い空に浮かぶ白い雲を眺めていた。カイヴォブイスト公園のボートハーバーだ。
背中には、映画「かもめ食堂」で小林聡美と片桐はいりがお茶を飲んでいたカフェがある。


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by hirofumi_nakayama | 2019-07-05 20:31 | in Helsinki, Finland | Comments(2)
2019年 07月 01日

マリメッコのヴオッコ。

昨日は一人旅の興奮とその反作用の緊張の蓄積からか、疲れて泥のように眠った。
起きてヘルシンキのことを思い出している。
九年前にフィンランドのデザインを紹介するイベントで東京を訪れたヴオッコ・エマコリン‐ヌルメスニエミ。マリメッコのテキスタイルとファッションの基礎を築いたデザイナーの一人だ。取材で彼女をインタビューし、ポートレートを撮影した。
「その写真、送ってね」と彼女に言われ「はい」と気軽に応じて、そのまま送れないでいた。その約束を果たすべく、ヘルシンキの市内近郊にあるマリメッコの本社を訪ね、受付の女性にその経緯を説明して、プリントしたポートレートの写真を託した。
偶然、受付の女性はヴオッコの友人で、「今でもよく会っている、ここから五キロのところに住んでいる、元気よ」と言い、「間違いなく渡すわ」と大きな眼を開いて約束した。ヴオッコは現在は89歳になっているはずだ。
安心して、「ありがとう」と踵を返すと「待って」と彼女に呼び止められて振り向いた。
受付の後ろにある大きな白い棚の扉を開いて本を取り出すと、「これ持ってって」と彼女。「marimekko in Patterns」とタイトルのある大きな本だった。「ありがとう」と彼女と固く握手する。自分が写真を運んだ行為を認めてくれたのだろう。
今、開いている。英語で書かれたマリメッコの歴史、目指すデザインの本質、制作の過程、デザイナーたちの紹介と、マリメッコを総括するような本だった。



2010年10月28日、新宿、リビングデザインセンター。ヴオッコ・エマコリン‐ヌルメスニエミ。
彼女がデザインしたパターンをプリントした小物入れを手にしている。
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marimekko in Patterns
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ヴオッコの記事。

彼女は、テキスタイルデザイナーとして,デザイン、柄、色に革命をもたらしたあと、すぐにファッションデザイナーとして中心的役割を担うようになった。ゆったりとしてシンプルにカットされた彼女のデザインした服は、女性からコルセットを駆逐することに成功した。ジャクリーン・ケネディが彼女のデザインした服を七点も購入したことがさらに彼女の名前を有名にした。モダンアートから触発されたカラフルでシンプルなパターンを重ねてプリントする手法は、その後、マリメッコデザインを構成する基礎となった。

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あまりにも有名なUNIKKOのデザイン。UNIKKOとはポピーのことだ。

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デザイナーとしてマリメッコに業績を残した日本人の石本藤雄も紹介されている。

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by hirofumi_nakayama | 2019-07-01 20:07 | in Helsinki, Finland | Comments(5)
2019年 06月 27日

アカデミア書店。

ヘルシンキからデンマークのコペンハーゲンに移動する前に訪れたアカデミア書店。
アアルトの設計したヘルシンキの中心地にある本屋さんは、吹き抜けのある大きな空間が、本と共にいる安らぎを生んでいる。


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ヘルシンキが残した、街の中の最後の印象。

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by hirofumi_nakayama | 2019-06-27 05:22 | in Helsinki, Finland | Comments(1)
2019年 06月 26日

アルヴァ・アアルトのデスク。

アルヴァ・アアルトは、フィンランドを代表する世界的な建築家、デザイナー。没後40数年を経て、ますます彼の輝きが増している。ついこの間、2月から4月にかけて、東京ステーションギャラリーで彼の展覧会が開催されたばかりだ。
ヘルシンキの郊外で閑静な住宅地の中にある彼の自邸を訪ねた。
没後もそのままに維持され、一般に公開されている。たった一人の見学者を係員が丁寧に案内してくれた。
彼が日常に使用した作業用のデスクに、大きなガラス窓を通して明るい光が注いでいる。


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ドアを開けると、彼の代表作の一つであるE60の椅子が置かれた受付のスペースに鏡。
日に焼けて色の黒い痩せた日本人が映っている。
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by hirofumi_nakayama | 2019-06-26 02:18 | in Helsinki, Finland | Comments(2)
2019年 06月 25日

北欧の旅・ヘルシンキ。

フィンランドの首都、ヘルシンキ。ランドマークは大聖堂。
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トラムの窓からも眼に入る。
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フィンランドと言えば、映画「かもめ食堂」の舞台になったマーケット広場のカモメが頭に浮かぶので。
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市内の最古の公園という、海に面したカイヴォブイスト公園に行ってみた。
今日は天気がよく、ここちよい陽射しが注ぎ、乾いた風が吹く。芝生の上に寝そべって本を読む人あり。
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公園内の道を、カモの家族が横切っていく。
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みんな笑顔。

by hirofumi_nakayama | 2019-06-25 05:10 | in Helsinki, Finland | Comments(1)